ソウルスターリング(第68回阪神ジュベナイルフィリーズ口取式)
出典:wikipedia
ソウルスターリングの血統背景とは?
ソウルスターリングの父は14戦無敗で引退したイギリスの至宝と呼ばれるフランケル、母馬はフランスの名牝スタセリタです。
母父はドイツの競走馬であるモンズーンで、フランスでは主流の血統です。
フランケルは種付数も制限しており、スタセリタが世界レベルの名牝であることからもソウルスターリングは国内外を問わずレースでの活躍が期待されています。
また海外の血を継承していることから、日本で繁殖牝馬としての活躍も期待できます。
母であるスタセリタはデビューからG1レース3戦を含む6連勝を成し遂げており、通算でも18戦10勝と輝かしい成績を残しています。
目の負傷もあり5歳で現役を引退しています。
ソウルスターリングはスタセリタの2番仔で、半姉にはスマートストライク産駒のサザンスターズがいます。
こちらはソウルスターリングとは違い、外国で吉田照哉氏が所有しています。サザンスターズの競走成績はそれほど振るわず、4戦1勝です。
ソウルスターリングの値段
ソウルスターリングは、社台グループの代表でもある吉田照哉氏が母馬のスタセリタを購入し、フランケルの子供を身ごもった状態で日本に連れてきたことで生まれた子供です。
そのため彼女自体に取引価格があるわけではありません。
スタセリタの競走成績が素晴らしいもので、なおかつ父であるフランケルの種付け料が1600〜1700万円程度で推移していることからかなり価値のある馬と行っていいでしょう。
ですが社台グループはスタセリタを日本に連れ帰りディープインパクトなどの種牡馬と交配させることを主目的としていたようで、ソウルスターリング自体はそれほど高額ではない6000万円の価格がついています。
これはソウルスターリングが募集された社台サラブレッドクラブでの金額です。
ソウルスターリングの馬主はだれ?どんな人?
ソウルスターリングの馬主は、多くの人がご存知の社台サラブレッドクラブです。
馬主は社台レースホースの名前になっていますが、40口制の一口馬主クラブで他にも多数の活躍馬を輩出しています。
イスラボニータやグレープブランデーなども、社台サラブレッドクラブの募集馬として挙げられます。毎年コンスタントに重賞馬や活躍馬を輩出することから、人気のクラブのひとつです。
ただし40口のみの取り扱いですから、ソウルスターリングも一口150万円と一般人が気軽に購入できる値段ではありません。
桜花賞の敗因から見るソウルスターリングの得意距離や条件
ソウルスターリングはデビューからマイルを中心に活躍しています。
マイル戦である桜花賞では3着に破れていますが、この時は馬場が悪く足を取られたことが影響しています。
この点から重馬場や不良馬場よりは、切れ味が活きる良馬場が向いている馬であることが推測できます。
また父のフランケルはマイラーとして知られています。
母は2000m前後の距離を使われていました。
2400mのオークスを勝利していますが、この時期の牝馬はほとんどが長距離レースを走ったことがありません。
そのため距離適性よりも純粋な能力の方が問題になることが多く、ソウルスターリングに長距離適正があるかの判断はまだできません。
次走は毎日王冠をステップとして天皇賞秋を目指していることから、1800m〜2000mが適距離と考えられているのではないでしょうか。
ですがジャパンカップ参戦のプランもあったため、今後長距離レースを使われる可能性もあります。
一般的な3歳牝馬の向かう秋華賞ではなく、牡馬を含む古馬との対戦が選択されているあたりからも能力はかなり高く評価されていると考えられます。
今後古馬との対戦になった時のパフォーマンスによっては、海外参戦などいろいろな選択肢が生まれるでしょう。