基準タイムとは、レースの距離やクラスごとに設定されたある特定のタイムのことを言います。
と言ってもこれでは意味が分からないでしょうから、詳しく説明していきたいと思います。
基本的に走破タイムは、季節や天気、クラスなどいろいろな状況によって異なります。
果たしてその走破タイムが優れていたのかどうか、基準となるものがなければ分かりません。
そのために作られるのが基準タイムです。
この基準タイムを使えば、予想にも役立てることができます。
どのように使うのかも合わせて解説していきましょう。
基準タイムはどうやって作られている?
基準タイムは、公式にこれと言ったタイムが存在しているわけではありません。
過去数年間のレースのタイムを確認し、クラスごとに基準として最適なタイムを作り出す作業が必要になるのです。
そのため特定のデータベースソフトや、個人のサイトなどでは独自の基準タイムが使用されています。
馬場差を考慮するために、一般的な馬場状態のタイムが参考にされることが基本です。
つまり通常の良馬場のタイムが基礎となることがほとんどでしょう。
コースなどによってもタイムは全く違ってくるため、コースや距離、クラスごとに作られていることが多くなっています。
クラス別に決まっていない場合には、ちょうど中間程度のクラスのタイムが採用されることが大半です。
下のクラスでそのタイムで走った馬がいれば、比較的高水準であると認識することができます。
基準を作ることで、よりレースタイムについて詳しく考察できるようになるのです。
基準タイムはどのように使うのか?
基準タイムは、その日の走破タイムと見比べる時に利用します。
もちろん、過去に走ったレースをチェックする時にも利用することが可能です。
タイムが1秒速いとか遅いと言うことが分かるので、その日の状態と照らし合わせてタイムが優秀なのかを見極められます。
馬場差などを考慮した上で基準タイムより速ければ、レースレベルが高い可能性も高くなるでしょう。
もちろんその日のタイムが全体的に速い時や遅い時は、何らかの状況が影響していることを考えることができます。
例えば散水や砂の入れ替えなどは、状況変化につながります。
もちろん風が強い日なども、タイムに誤差が出やすくなるでしょう。
どの程度のタイムで決着するかを予想する際に、それまでのレースタイムを基準タイムと比較しておくことは大切なのです。
基準タイムを使って予想をするには?
まず、タイムで予想をしようと考えているのであれば馬場差を考慮することは必須の作業です。
あまりにもかけ離れた時期やコースのタイムを参考にしていても、なかなか本来の能力をつかむことは難しくなります。
その時に各コースごとの基準タイムを作っておけば、着順などに関わらずタイムが優秀かどうかを確認することができます。
高いレベルのレースで着順が悪かったからと言って、それほど評価を下げる必要はありません。
そのため、普通にタイムを見ただけでは分からない能力の高さを知ることにつながります。
昇級する場合にも、この基準タイムを作っておけば上のクラスで通用するかどうかを判断しやすくなります。
まとめ
基準タイムを利用することによって、タイムで予想をすることが可能になります。
もちろんあらかじめ過去のレースを確認して、基準タイムを設定することが基本となります。
データベースソフトや個人サイトなどでも、基準タイムを設定しているところは多くなっています。
必ずしも同じタイムが基準として導き出されているわけではありませんので、気をつけておきましょう。
予想に活かす場合には、利用する基準タイムと本日行われているレースタイムを比較することで予想が成り立ちます。
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