出典:wikipedia
母にダンスパートナーを持つフェデラリストは、間違いなく日本を代表する良血馬の1頭です。
重賞2勝は物足りないかもしれませんが、叔父のダンスインザダークは種牡馬として大成功したので、フェデラリスト自身も成功する可能性は十分にあるでしょう。
しかし、フェデラリストは2014年に韓国へ輸出されているので、今年デビューする2歳馬が日本で見られる最後の産駒になるかもしれません。
産駒の中に、父の種牡馬としての評価を高める競走馬がいるかもしれません。
POG2017-2018 フェデラリスト注目の産駒5頭
2017年のPOGで押さえておきたいフェデラリスト産駒を5頭ご紹介します。
1. シーキー 牝
父:フェデラリスト 母:ピアグラス 母父:チチカステナンゴ
兄姉:初仔 馬主:澤田孝之 厩舎:牧 光二(美浦)
母系からは皐月賞馬ジェニュインや菊花賞馬アサクサキングスが出ており、潜在能力の高いファミリーと言えます。
母父がチチカステナンゴなので、本質的には芝のスピード勝負を得意とするでしょう。
しかし、フェデラリスト自身は重馬場を克服できるだけのパワーを兼ね備えた競走馬だったので、馬場状態に左右されることは無いのではないでしょうか。
唯一の中央競馬所属馬なので、その走りには自ずと注目が集まるでしょう。
2. アティテュード 牝
父:フェデラリスト 母:ハーミア 母父:フィガロ
兄姉:初仔 馬主:伊達敏明 厩舎:佐藤英明(北海道)
母系には桜花賞馬ブロケードがおり、生産牧場であるサンシャイン牧場が大切にしていたファミリーの出身です。
母父のフィガロもサンシャイン牧場の生産馬で、種牡馬としては地方競馬を中心に多くの活躍馬を輩出しています。
父系、母系ともにパワーに富んだ系統なので、本馬もパワーを必要とする地方競馬で持ち味を発揮してくれるのではないでしょうか。
3. チャイヤプーン 牡
父:フェデラリスト 母:サイレントエクセル 母父:ウイングアロー
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:大久保和夫 厩舎:岡島玉一(北海道)
母系は長年に渡って日本で大切にされてきた系統で、小倉2歳ステークスを制したメイプルロードなどが出ています。
母父がウイングアローとなり、ダートの中長距離向きのスタミナを受け継いでいる可能性は十分に考えられます。
血統の良さが上手く噛み合えば、ホッカイドウ競馬のクラシック戦線で活躍できる1頭に成長するかもしれません。
4. アベリア 牝
父:フェデラリスト 母:グラールプアリ 母父:ダンシングブレーヴ
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:東海物流(有) 厩舎:中道啓二(小林)
一族からは今年の桜花賞に出走したカワキタエンカがいる程度で、あまり目立たないファミリーの出身です。
しかし、血統を見てみると、ニジンスキー4×4やノーザンダンサー4×5といった大種牡馬のクロスがふんだんに散りばめられています。
さらに、今日では貴重なマルゼンスキーの血を持っているので、スピード能力も期待でいそうです。
大種牡馬の名が散りばめられた血統表に似合った競走馬になるか注目の1頭と言えそうです。
5. グットホープ 牡
父:フェデラリスト 母:キョウワルシエル 母父:シンボリクリスエス
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:高橋三郎 厩舎:須田和伸(大井)
一族からは目立った活躍馬は出ていませんが、母系は世界的な良血と言えます。
3代母のレディーズシークレットは1986年のBCディスタフなどG1レースを11勝した歴史的名馬です。
2代母のグッドルックスは日本で競走馬となったものの、3勝を挙げるに留まりました。
日本を代表する名門出身の父の血によって、世界的良血の母系の底力が最大限に引き出されるかもしれません。
まとめ
産駒数は5頭と少ないですが、世界的な名血を持つ競走馬がいるなど魅力的な産駒がいることも事実です。
POGで穴馬をチョイスするのに適した種牡馬かもしれません。