サウンズオブアース
性別 | 牡馬 |
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年齢 | 5歳 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生年月日 | 2012年4月12日 |
父 | ネオユニヴァース |
母 | ファーストバイオリン |
母父 | ディキシーランドバンド |
母母 | サンライズシンフォニー |
これまでの出走レースと結果
開催日 | 競馬場 | レース名 | 馬場 | 頭数 | 着順 | 人気 |
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2016.10.10 | 京都 | 京都大賞典 | 芝2400良 | 10 | 4 | 3 |
2016.5.1 | 京都 | 天皇賞春 | 芝3200良 | 18 | 15 | 5 |
2016.3.26 | 中山 | 日経賞 | 芝2500良 | 9 | 2 | 1 |
2015.12.27 | 中山 | 有馬記念 | 芝2500良 | 16 | 2 | 5 |
2015.11.29 | 東京 | ジャパンC | 芝2400良 | 18 | 5 | 5 |
2015.10.12 | 京都 | 京都大賞典 | 芝2400良 | 10 | 2 | 2 |
競馬の不思議のひとつに、どの時代にも必ずといっていいほど善戦マンと呼ばれる愛すべきキャラクターの競走馬がいるということが挙げられるのではないでしょうか。
かつてのステイゴールドや、古くはナイスネイチャなど、そしてつい先日まで現役でがんばっていたウインバリアシオンなど、愛すべき名馬はどの時代にも必ずいました。
もし今の時代にそういったタイプを探すとすると、やはりサウンズオブアースということになるでしょう。
菊花賞2着、有馬記念2着をはじめ、現在5歳のサウンズオブアースは、3歳春の京都新聞杯以降、11戦して2着は実にその半数以上の「6」を数えます。
その間ひとつでも勝ち鞍を挙げていれば、善戦マンのイメージもなかったかもしれません。
ただ、実際のところ、あと一歩のところで勝利に手が届かない歯がゆい競馬が続いています。
サンデーサイレンス系種牡馬の中でも、ディープインパクトのような派手さはないネオユニヴァースがサウンズオブアースのお父さんですが、ネオユニヴァースは現役時代クラシック2冠馬に輝き、種牡馬としても世界を制したヴィクトワールピサをはじめ、産駒は素晴らしいパワーとスピードを兼備したタイプが多いです。
BMSディキシーランドバンドは、日本では阪神JF勝ちがあるレッドリヴェールや、菊花賞、メルボルンC(豪)勝ちがあるステイヤーのデルタブルースなどの活躍が思いだされ、いろいろなタイプの競走馬の底力を伝える役割を万能に果たす貴重な存在です。
今後の活躍と出走レース予想
デムーロが乗れなかった不運はあるものの、思わぬ天皇賞春の大敗はゴールドアクター同様で、ちょっと想像できないレベルでした。
とはいえ、ゴールドアクター以上に負け方というか、身体的、精神的ダメージが心配される負け方だったのは気になるところです。
現在は放牧に出されているようですが、今後は流動的ということです。
もし宝塚記念につかうようであれば、正直疲れが心配です。
ただ、このあとしっかりとリフレッシュして秋に備えるということであれば、成長力ある血統ですから、もしかしたら変わり身を見せるかもしれません。
過去のレースから見る特徴
立ち回りが上手なタイプだけに、どこか器用貧乏というかワンパンチ足りないというか、ややもどかしい内容が目立っていましたが、それだけに現在の歯がゆい成績もうなずける部分が大いにあります。
素晴らしい能力を持ち、菊花賞をスーパーレコードで勝ったトーホウジャッカルもわずかながら復調気配が見えています。
サウンズオブアースもまだまだこれからということだけは言えるでしょう。
天皇賞の大敗をきっかけに、まずは連戦の疲れをしっかり癒し、再び強いサウンズオブアースがターフに戻ってくることを望みたいものです。
まとめ
デムーロが主戦ジョッキーですが、デムーロにしては大胆な騎乗がない印象です。
つまり、サウンズオブアースはどんな競馬でもできてしまうということでしょう。
これが逆に、サウンズオブアースにとっては、あくまでも結果論として、プラスにはなっていない印象もあります。
思えば未だ重賞未勝利というのが信じられないくらいのイメージですが、いきなり大きいところを勝ったとしても驚けないと思います。
ただ、早目に賞金は加算しておきたいところではあるでしょう。