皆さんは競馬の予想において、何を重視されていますか?
血統や馬場、枠順、ローテーションや騎手、厩舎など様々な要素を取り入れ予想していると思います。
そして、なかなか決めきれず、パドックで馬の馬体や気配をみて決めるという方も少なくないはずです。
ただ、その馬の良い時、悪い時を知っていないと比較ができない為、パドックで決めきることは正直、難しいでしょう。
そこで有効なのは競馬ブックのフォトパドックです。
フォトパドックとは、前走等の比較だけではなく、直近の状態や馬体の造りがわかる有効な材料です。
今回は競馬ブックのフォトパドックについて迫っていきます。
競馬ブックのフォトパドックとは?
フォトパドックとは簡単にいうとレース1、2週前の出走馬の馬体写真です。
実際、パドックよりも時間をかけて見られるので、馬体の造りをみるということに置いて最適といえるのではないでしょうか。
週刊競馬ブックでは誌面もそうですが、Webでも公開をしています。
撮影日や専門家の評価等、コメントもあるので、予想の材料になるでしょう。
フォトパドックの評判、考察
競馬ブックのフォトパドックの評判ですが、予想において参考程度にはしている人が多いようで、悪くないでしょう。
中には、フォトパドックを活用してから、回収率があがったという方もいます。
現地に行ってもパドックをみない人もいるみたいですが、フォトパドックが見られる日曜夕方や月曜日には枠順や馬場状態もはっきりわからないので、フォトパドックは見ているという方もいました。
前出したように、写真ではありますが、馬体をじっくりみられるという点でその馬の特徴を見出す方もいて、活躍できているツールだと個人的には思います。
フォトパドックの活用法
実際、写真だけを見てもよくわからないという方もいらっしゃると思います。
誰でも、わかる簡単なポイントを下記にまとめてみましたので参考にしてください。
トモの張りが良いか?
個人的に1番注目している点です。
筋肉の筋が見えるようにパンと張っていると状態の良い証。
最後の踏ん張りや、スタートで大事になってくると言われています。
キ甲
キ甲がお尻よりも高い位置にあると本格化したと言われます。
その馬の前走、前々走と比較してみるとわかりやすいでしょう。
尾離れ
筋肉のついてきた馬、状態の良い馬は尾と尻が離れています。
ただ、牝馬の場合、フケの兆候となる場合もあるので、注意が必要とされます。
爪
爪が立っている馬は重馬場でもこなすと言われています。
当日の天気が怪しいようであれば、押さえておいて損はないでしょう。
一番大事なのは比較すること
その他、毛づや等もありますが、写真に差し込んできた日光との兼ね合いもあるので、比較的わかりやすいと思われる点を推奨させていただきます。
ただ、個人的に大事なのは、直感だと思っています。
“強そう”や“何か光って見える”といった馬がいたら、買い目にいれるべきだと思います。
そして、1番大事になってくるのが、比較です。
この比較というのは、今回出走する中での比較ではなく、その馬の過去はどうだったのか?という前走や前々走等、過去との比較。
良い時、悪い時の違いがわかればいいでしょう。
そうすると今回の状態もわかってきますし、もしかすると新たな発見もあるかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今やフォトパドックはブックやギャロップを購入しなくても、競馬ブックのWebで見られたり、大レースの前週に競馬場に行くと無料で翌週のレースへ出走する有力馬のフォトパドックが配られることもあります。
フォトパドックで、太め残りかな、かなり良く見えるなと思っても、中間の調教で絞れたり、遠征や当日のテンションによって状態も変わってくることもあるでしょう。
フォトパドックだけで予想をする人はほぼいないと思いますので、あくまでも参考材料、当日の状態も含めた比較材料として予想することを個人的には推奨致します。