ヌーヴォレコルト
父ハーツクライ 母オメガスピリット
母父スピニングワールド 母母ファーガーズプロスペクト
牝馬 5歳 栗毛 2011年2月25日生まれ
2016.04.24 香港 QE2世CG1 芝2000 稍重 13頭 6着
2016.04.03 阪神 産経大阪杯G2 芝2000 良 11頭 6着 3人気
2015.12.13 香港 香港カップG1 芝2000 良 13頭 2着
2015.11.15 京都 エリザベス女王杯G1 芝2200 稍重 18頭 2着 1人気
2015.09.27 中山 オールカマーG2 芝2200 良 15頭 2着 1人気
2014年のオークス優勝馬です。
現在までの成績は5.6.1.5(1着.2着.3着.着外)で、堅実な走りが見て取れます。
牝馬の中では中央競馬でトップクラスの強さを誇り、今後牝馬最強を目指せる器の実力馬です。
父ハーツクライは国内G1一勝と海外G1一勝をしている実力馬です。
さらに、あの歴代最強と言われている名馬ディープインパクトに唯一黒星をつけたのは他でもない、このハーツクライです。
種馬になってからも成功しており、産駒の成績も上々で、種馬リーディングはここ4年間で5位以上をマークしています。
産駒の代表としてはリーディング世界一をマークしたジャスタウェイや先日天皇賞春で波乱を巻き起こしたカレンミロティックなどがいます。
現在、現役で活躍している有名な馬達は父にディープインパクトを持つ馬が大半を占めている現状です。
ヌーヴォレコルトは血統面から見ても、後々貴重な血筋になっていく牝馬ですので、怪我なく現役を全うし、未来に繋げていってほしいですね。
ちなみに同期にはジャパンカップ優勝馬ショウナンパンドラ、怪物ハープスターがおり、どちらの馬にも先着履歴のある実力馬です。
過去のレースの結果から見る特徴
脚質は前めの位置取りから、コーナーから直線にかけて抜け出しをしていく先行馬。
競馬のレースの運び方として一番の理想は先行だと言われています。
これは道中、経済コースといわれている内側を走ることができることと、直線抜け出しをはかる時に、馬群にのまれる心配が少ないことからそう言われています。
一部怪物的な要素を持った馬は例外とし、歴代名馬達のほとんどは先行馬です。
ですから毎レース、先行できるヌーヴォレコルトは精神面とセンスがあり、理想のレース運びができる優等生なのです。
過去の結果を見ても、近走優勝こそありませんが、相手を選ばず、着順は堅実なものばかり。
牡馬相手でも結果を出しています。
距離の融通もきき、今のところ1600~2400mではバテた様子もありませんでした。
古馬のG1を取る日も近そうです。
今後の活躍と出走レースの予想
前走は香港遠征にてクイーンエリザベス2世カップG1に出走したため、現役は放牧の状態です。
やはり疲れがあるようで、秋まで休養の発表がされています。
昨年のローテーションでいけば、次走は産経賞オールカマーG2を経てエリザベス女王杯G1に向かっていくと予想されましたが!なんと!
今年は2年連続2着の好成績のエリザベス女王杯をけって、アメリカのG1で芝の女王決定戦、ブリーダーズCフィリー&メアターフ(11月5日、サンタアニアパーク競馬場、芝2000m)に挑戦することが発表されました。
得意なコースの国内G1を捨て、アメリカの最高峰G1を狙うあたり、陣営のかなりの気合いを感じます。
国内で牡馬相手にしのぎを削ってきた彼女なら牝馬限定の世界戦でも勝てるかもしれない。
ぜひとも世界のヌーヴォレコルトになって帰ってきてほしい。
そしてファンたちに感動の嵐を...