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競馬の「休み明け」の期間はどれくらいから?休み明けの勝率や回収率を分析

休み明けという言葉を聞いたことのある方多いと思います。

 

休み明けとは長期の休養を空けた馬のことを指します。

 

今回は競馬における休み明けについて見ていこうと思います。

 

競馬の休み明けとは?

皆さんも連休明けの仕事が億劫に感じたりしたことがありますよね。

 

実はこれは競走馬も例外ではありません。

 

競走馬は大凡半年に1度のペース放牧と呼ばれる、休養期間を与えられます。

 

これは調教やレースの準備を行う厩舎を離れ、牧場などで静養する期間で、王道のローテションを歩む馬であれば主に夏と冬に長期の休養を挟むケースがほとんどです。

 

この長期休養を挟んで、最初のレースに出走する馬を「休み明け」といいます。

 

休み明けの具体的な定義は決まっていませんが主に2、3カ月の休養を経てから入厩し、調教を行い、初めて挑むレースで使われています。

 

基本的には休み明けの馬は身体が出来あがっていない場合が多く、充分に仕上がっていないため、本来の実力に比べて力を出し切れない馬もいます。

 

逆に休み明け2戦目になると、一度レースを使ったことによって身体やレース感が戻り、本来の実力通りに走ることができます。

 

 

休み明けの回収率や勝率は?

では次に休み明けの馬の勝率や回収率について見ていきたいと思います。

 

過去5年間の休み明けのデータを見てみると、通常のレース間隔で出走する馬の勝率が7%なのに対し、10週以上の休み明けの馬は6%、通常の馬に比べて勝率は約1%落ちています。

 

しかし単勝の回収率でみると、平均が約70%に対して、休み明けの馬は約80%と大幅にアップしているのがわかります。

 

つまり、通常の馬より勝率は低いものの、休み明けの馬は馬券で嫌われる傾向であるため、回収率だけで見ると期待値は高いということがわかります。

 

また条件のクラス上がるほど休み明けの勝率が下がるというデータもあるため、休み明けの馬を狙うのであれば下級条件が狙い目ということですね。

 

ちなみに休み明け2走目の馬の回収率は約60%と、とても悪い数字が出ています。

 

休み明け2走目で人気になっている馬にも注意が必要かもしれないですね。

 

 

休み明けで走る馬と休み明け2走目で走る馬

では最後に具体的な例を見て休み明けと休み明け2走目について見ていきましょう。

 

2015年のマイルチャンピオンシップを勝ったモーリスは、安田記念から約半年の休み明けで勝利しました。

 

G1という舞台で半年のブランクは非常に厳しい戦いになると戦前から言われていましたが、休み明けを物ともせず完勝して見せました。

 

モーリスの体質をしっかりと知っている堀調教師ならではの結果だったと言えます。

 

2015年の2冠牝馬のミッキークイーンは、管理する池江厩舎が休み明け2走目で抜群に動きが良くなるとコメントしています。

 

実際に休み明けの重賞では今一つ勝ち切れないことが続いていますが、叩き2走目でのG1では2勝をしています。

 

昨年秋も休み明けとなったエリザべス女王杯では3着と実力を出し切れなかったものの、暮れの大一番有馬記念では牡馬を交えた強豪相手に5着と健闘しました。

 

休み明け2走目でエリザベス女王杯を迎えていれば、もっと良い結果を出せたかもしれないですね。

 

このように馬の特徴や体質に合わせた、休み明けのレース選択が調教師やオーナーにとっても非常に大切なことだとわかります。

 

また馬の特徴をしっかりと見極め、休み明けや休み明け2走目に惑わされることなく、馬券を購入できれば回収率大幅アップも期待できますね。

 

 

まとめ

休み明けとは主に2カ月から半年までを放牧と呼ばれる牧場での静養に充てられた馬が、初めて出走するレースで使われます。

 

休み明けの馬が身体やレース感が戻っておらず、本来の実力が発揮できないケースも多いですが、回収率だけ見ると悪い数字ではありません。

 

馬の特徴や体質をしっかりと見極め、休み明けの取捨ができれば、回収率の大幅アップも期待できます。

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