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近代競馬の主な血統の特徴や傾向を解説!サンデー系とキングマンボ系

競馬の血統って初心者の方がすぐに理解するのが難しいですよね。

 

今回は簡単に日本近代競馬の主要血統、その特徴と傾向をまとめてみました。

 

サンデーサイレンス系

By はのい - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8046299

 

サンデーサイレンス

G1などの出馬表を見ていると、サンデーサイレンスの名前を目にすることも多いかと思います。

 

サンデーサイレンスは94年の初年度産駒から、06年の最終世代まで、毎年数多くの名馬を輩出し続けました。

 

サンデーサイレンス産駒は激しい気性と強靭な肉体、そして日本の馬場への高い適性が特徴です。

 

芝からダート、適性を問わず大活躍し、ステイヤーからスプリンターまで、合計78個のG1タイトルを獲得しました。

 

種牡馬としても活躍する産駒が多く、その血はまさしく日本近代競馬を変えた血と言っても過言ではありません。

 

代表産駒:ディープインパクト、ハーツクライ、スペシャルウィーク、アグネスタキオンなど

 

 

ディープインパクト

サンデーサイレンスの後継種牡馬とも言われている、2016年のリーディングサイヤーです。

 

現役時代の底知れぬ強さを種牡馬となった後も発揮し多くの有力馬を生んでいます。

 

ディープインパクト産駒の特徴は若い時期から頭角を現す馬が多く、2016年の牡馬クラシックを異なる3頭で完全制覇し、桜花賞では初年度産駒から計5連覇をするなどクラシックホースが多い特徴があります。

 

短距離から長距離まで幅広いが距離で結果を出していますが、特に1600~2400で活躍する馬が多い傾向があります。

 

馬場適性は芝のレースに偏っており、特に早い時計が出る馬場に強い傾向があると言われています。

 

代表産駒:ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド、キズナ、エイシンヒカリなど

 

 

ハーツクライ

現役時代のディープインパクトに国内で唯一土をつけた競走馬です。

 

ディープインパクトと同じサンデーサイレンスの血を引き、種牡馬としても活躍しています。

 

世界No1ホースになったジャスタウェイを筆頭にヌーヴォレコルト、ウインバリアシオンなど、芝のレースでクラシックを中心に活躍し、古馬になってから本格化する産駒が多い特徴があります。

 

長距離の成績が良いですが、ジャスタウェイやヌーヴォレコルトのように中距離にも対応可能です。

 

代表産駒:ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーなど

 

 

オルフェーヴル

2013年に現役を引退した栗毛の三冠馬です。

 

今年度から初年度産駒がデビューする、サンデーサイレンスの血を引く期待の新星です。

 

2015年に種牡馬であった父ステイゴールドが急死したため、その後継としても期待されています。

 

ステイゴールド産駒は気性に難がある馬が多く、その気性が現れたかのような爆発力を秘めた馬が多い傾向がありました。

 

距離は主に2000から長距離の成績が良く、重馬場適性がとても高いです。

 

特にオルフェーヴルはステイゴールド産駒の傾向を最大限に発揮した馬で日本競馬史上類を見ないその爆発的な能力と幅広い馬場適性が最大の武器でした。

 

この能力と適性を産駒にも伝えられるのかが楽しみです。

 

 

キングマンボ系

 

キングマンボ

エルコンドルパサー、キングカメハメハなどの日本馬を輩出したアメリカで供用された名種牡馬です。

 

キングマンボの産駒は芝のスピードレースも得意ですが、ダート適性の高い産駒が多く、重馬場への高い適性があります。

 

距離はマイルや中距離を中心に幅広い距離に対応でき、距離や馬場の状態に左右されない安定感が魅力です。

 

代表産駒:エルコンドルパサー、キングカメハメハ、キングズベストなど

 

 

キングカメハメハ

現在ディープインパクトに負けない活躍をする非サンデーサイレンス系の種牡馬です。

 

現役時代は故障で早期引退しましたが、種牡馬になってから素晴らしい活躍をしています。

 

芝、ダート問わず有力馬を出しており、長距離よりマイルから中距離に適性がある産駒が多い傾向があります。

 

キングマンボの血を引くため、馬場の状態に左右されない特徴もしっかりと引き継いでいます。

 

またサンデーサイレンス系の血を持たないため、ジェンティルドンナなどのディープインパクト産駒とも交配でき、今後種牡馬としてさらなる活躍が期待されています。

 

代表産駒:ロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップ、ホッコータルマエなど

 

 

ロードカナロア

オルフェーヴルと同じく2013年に現役を引退した名スプリンターです。

 

キングカメハメハの代表産駒として、今年から初年度産駒がデビューします。

 

父であるキングカメハメハと同じくサンデーサイレンス系の血を持たないため、種牡馬としてその血に期待する関係者はとても多いです。

 

主に短距離G1で国内外問わず抜群の実績を残しましたが、マイル戦の安田記念も勝っており、その血統背景から中距離でも活躍する産駒を期待する声も大きいです。

 

2016年には全体で3番目に多い263頭への種付けをしており、今後日本のターフを多くの産駒が走ることになります。

 

 

まとめ

サンデーサイレンス系とキングマンボ系を中心に現在の日本の主要血統を見てきました。

 

初年度産駒のデビューを控えるオルフェーヴルやロードカナロアなどを見ても、今後もこの2つの血統が日本競馬の軸になっていくのはほぼ間違いないでしょう。

 

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