大スポ(大阪スポーツ)は関西地域や中国・四国地域で発売されている夕刊紙です。
1964年5月から創刊されていて、本社は大阪府堺市に構えています。
UFOやツチノコ・カッパなど、他の新聞ではお目にかかれないような見出しを一面に持ってくることでおなじみの大スポですが、競馬欄が充実していることでも知られています。
ここでは、大スポの発売日や値段といった基本的な情報はもちろん、競馬欄・馬柱の特徴や見方をご紹介しながら、大スポ競馬のことを深く掘り下げていきます。
大スポの発売日・値段は?
大スポは関西・中国・四国エリアにあるコンビニや駅売店で発売されています。
馬柱が掲載されている大スポの発売日はレース開催日の前日。
土曜日にレースが開催される時は金曜日の正午以降、日曜日にレースが開催される時は土曜日の正午以降に発売されます。
大スポの値段は1部140円。
競馬新聞の相場は1部500円ですから、大スポの方がだいぶ安いですよね。
大スポ競馬欄の特徴や見方は?
大スポの馬柱は「タテ書き」です。
ほとんどの新聞の馬柱はタテ書きで、見方が同じですから、他の新聞と併用することもできます。
大スポの紙面は『ウイニング競馬』でおなじみの競馬記者・虎石晃さんが所属している東スポ(東京スポーツ)と同じ紙面になっていますので、競馬欄も東スポと同じものが掲載されます。
アンカツこと安藤勝己さんや、競馬好きのメジャーリーガーとして知られている田中将大投手のG1予想が東スポの名物となっていますが、大スポでもアンカツ・マー君の予想を見ることができます。
また、多くの名馬を輩出しているノーザンファーム天栄を特集した東スポのコラム「みちのく調教基地 ノーザンファーム天栄」も大スポに掲載されています。
以上のように、東スポの人気企画がそのまま掲載されているところが大スポ競馬欄の大きな特徴となります。
大スポおすすめ予想家を紹介!
上田琢巳
「西の仕掛人」という異名を持つベテラン記者・上田琢巳さんの予想は一見の価値あり!
レースのラップタイムなど、時計面を重視した予想理論を日本で最初に考案したことで知られている上田琢巳さん。
1馬(現:優馬)の記者時代には、4コーナーでの位置取りや前半と後半の3ハロン(600m)のタイムを馬柱に記載することを実現。
競馬予想の基礎を作り上げた人物でもあります。
上田琢巳さんは予想の組み立て方のお手本のような存在ですから、ずっと競馬と付き合っていきたいとお考えの方は上田琢巳さんの予想を見逃さないようにしてくださいね。
松浪大樹
大スポの本紙予想を担当している松浪大樹(まつなみ だいじゅ)記者。
グリーンチャンネルの競馬実況中継でパドック解説を務めているほか、大手競馬サイト「競馬ラボ」が不定期で開催しているニコニコ生放送でのG1レース討論会にも度々出演。
東スポの虎石晃記者並みにメディアへの露出が多い競馬記者として知られています。
2016年にはダービー馬・マカヒキがチャレンジしたフランスの名物レース・凱旋門賞の現地取材を担当。
海外馬券発売が解禁されてから初めてのレースだったこともあり、日本馬の情報だけではなく、馬券に役立つ情報もファンに提供していました。
松浪大樹記者の予想スタイルは堅い予想も穴予想もできる「バランス型」。
堅い予想をしている時は本命党向きのレースになり、穴予想をしている時は穴党向けのレースになる可能性が高いので、松浪大樹記者がどんな予想をしているのかをしっかりチェックしておきましょう。
米原聡
現役の大スポ競馬記者ではありませんが、37年間大スポの本紙予想を担当していた競馬予想界のレジェンド。
関西の競馬ファンからは「ヨネさん」の愛称で親しまれていて、今も大スポで予想コラムを展開しています。
米原聡さんの予想スタイルは厩舎関係者の真意を知ること。
厩舎関係者しか知らない、ヤリ(勝負気配が高いこと)、ヤラズ(勝負気配が薄いこと)に関する予想材料を独自の情報網でキャッチし、自身の予想に反映しています。
上位人気なのに米原聡さんが重い印をつけていない時は「ヤラズ」である可能性が高いので、馬券の軸にするのではなく、相手までにとどめておくことをおすすめします。
ザッツPOGでPOGの情報収集!
東スポが特別編集している「ザッツPOG」は多くのPOGファンが愛用しているタブロイド紙です。
アンカツさんや虎石晃記者、井崎脩五郎さんという競馬ファンなら誰でも知っている大物がお気に入りのPOG馬を挙げているほか、競馬界の女神こと稲富菜穂さんの推し馬も掲載されています。
「ザッツPOG」は東スポの競馬記者たちが中心になって編集されているものですけど、大スポの競馬記者たちも編集に携わっていますので、大スポと無関係というわけではありません。
2016年の有馬記念を制したサトノダイヤモンドを管理する池江泰寿厩舎など、栗東トレセンの名門厩舎と深いパイプを持つ大スポの西谷哲生記者がおすすめするPOG馬の顔ぶれも見ることができます。
「ザッツPOG」の武器は豊富な情報量だけではなく、値段が安いところも大きな魅力です。
POG関連の雑誌は1部1,000円以上となっているのが一般的ですけど、タブロイド紙の「ザッツPOG」は1部350円(税込)で手に入れることができます。
「ザッツPOG」は競馬場やウインズ、駅売店、コンビニで発売されているほか、郵送や電子書籍で購入可能となっています。
「そろそろPOGを始めたい!」という方はお手頃価格で手に入る「ザッツPOG」でPOGの勉強をしてみてくださいね。
まとめ
東スポの人気企画である、アンカツさんや田中将大投手のG1予想やノーザンファーム天栄のコラムも掲載されている大スポ。
大スポには競馬予想の基礎を築いた上田琢巳さんをはじめ、腕利きの予想家が勢ぞろい!
予想に悩んだ時は大スポ予想に乗ってみるのも良いかもしれません。
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