夕刊フジは産経新聞社が発行している夕刊紙。
新聞名は同じサンケイグループのテレビ局・フジテレビが由来になっているといわれています。
政治面や芸能面が充実しているのはもちろん、競馬面への評価が高いことでも知られていて、サンケイスポーツや競馬エイト、週刊Gallopは夕刊フジの姉妹誌にあたります。
ここでは、夕刊フジの値段や発売日をご紹介するほか、競馬欄の見方や特徴、予想力が高いおすすめの記者の情報をお届けします。
値段や発売日は?
値段は1部140円。
夕刊紙のライバルである東京スポーツや日刊ゲンダイ(通常版)も同じ値段です。
発売日は中央競馬のレースが開催される日の前日になります。
土曜日にレースが開催される場合は金曜日の午後から、日曜日にレースが開催される場合は土曜日の午後から新聞の発売が開始されます。
月曜日開催や金曜日開催など、変則開催の時もレースが開催される日の前日に発売されますので、ぜひご活用ください。
夕刊フジ競馬欄の見方や特徴は?
夕刊フジの馬柱は「タテ書き」になっています。
多くの新聞はタテ書きの馬柱を採用していますから、他の新聞からの乗り換えもスムーズにできるかと思います。
夕刊フジの競馬欄は質の高い予想を提供するのはもちろん、知名度の高いトラックマンのコラムを読める点が大きな特徴です。
特に、フジテレビの日曜競馬中継『スーパー競馬』で鋭い解説を披露していた名物トラックマン・吉田均記者(競馬エイト所属)のコラム「攻めの吉田~G1豪打一振」は読み応え十分!
競馬の奥深さを体験したい!という方にはうってつけの新聞です。
夕刊フジ競馬欄の予想は当たる?おすすめ記者を紹介!
水谷圭助
「万券製造機」という異名を持つ水谷圭助記者。
夕刊フジきっての穴党として知られています。
やや無理筋な予想をする時もありますが、穴狙いの予想スタンスをずっと貫いている点は好感が持てますよね。
森田しの
夕刊フジが誇る女傑・森田しの記者。
2015年夏には小倉記念(G3)とレパードステークス(G3)で三連単を的中させていることから「真夏の女神」という愛称をもっています。
森田大王(森田実)
サンケイスポーツの記者時代から「大王」の異名を持っている森田大王。
大振りの予想をするのではなく、1番人気でも強いと思ったら迷わず◎を打つ、という堅実な予想が森田大王のウリです。
内海裕介
夕刊フジの記者はもちろん、競馬エイトやサンケイスポーツ、週刊Gallopの記者が予想成績を争う「予想王」の回収率ランキング初代チャンピオン。
近走の成績を重視しながら、当週の追い切りで見せた動きを参考にして予想を組み立てる、というスタンダードな予想スタンスです。
村瀬信之
43歳という若さで夕刊フジ関東版の本紙予想を担当している村瀬信之記者。
2008年の秋競馬スタートと合わせて本紙予想を担当することになり、鋭い予想を披露しています。
予想スタンスは本命党。
他の競馬新聞でも本紙予想担当者は堅実な予想をすることが多いですけど、村瀬信之記者も堅い予想をすることがほとんどです。
中央競馬の全レースを隅から隅までチェックすることを日課としていて、チェックしたレースの中で特にレベルの高いレースを見つけ出し、そのレースの好走馬に狙いを定めます。
夕刊フジのトラックマンはクセのある予想を出す人が多いのですが、村瀬信之記者はとてもシンプルな予想を出すことで知られています。
競馬初心者の方はまず本紙予想担当の村瀬信之記者の予想を参考にしながら、自分の馬券を組み立ててみてくださいね。
漆山貴禎
馬券を安定的に的中させることよりも、収支をプラスに持っていくことを第一に考えている漆山貴禎記者。
東京大学の文学部出身というインテリ馬券師でもある漆山貴禎記者は注目度が高い特別レースからとっておきの1レースを選び、おすすめの馬券を推奨しています。
予想スタンスは「穴狙い70%・堅い予想30%」というバランス型。
トレセンでの徹底的な取材で得た馬券に役立つ情報を予想にどんどん組み込んでいきますので、厩舎関係者のレースへの手応えを知りたい場合は漆山貴禎記者の見解を参考にしてみるのはいかがでしょう。
秋谷哲
関東・夕刊フジのデスク担当である秋谷哲記者。
トレセンや競馬場へ取材に行く立場ではないため、予想に変な感情が入ることがありません。
デスク担当ならではの分析力でレースの本質を見抜いていきます。
予想スタンスは穴狙い。
三連単3点買い、という競馬玄人でもしないような難易度の高い馬券を推奨しています。
的中率はどうしても低くなってしまいますが、1レースでも的中すると回収率が一気に跳ね上がり、夕刊フジの回収率ランキングで上位に食い込むこともあります。
志賀弘惟
2013年3月まで発刊されていた「ダービーニュース」で本紙予想を担当していた志賀弘惟記者。
50年近く競馬に携わっているベテラントラックマンです。
2016年秋のG1戦線からは、夕刊フジの紙面に掲載されている出走予定馬のカラー馬体写真の中から、馬券対象となる馬を選び抜く、という馬体診断の企画を担当しています。
2015年度JRA賞・最優秀障害馬の投票で、中山大障害で3着に敗れたサナシオンに一票を投じたことで話題になった志賀弘惟記者は馬券予想でも奇をてらった印をつけるケースが多くなっています。
ダービーニュース時代から穴党として知られていた志賀弘惟記者がつける印にも注目です。
まとめ
夕刊紙は競馬新聞よりも値段が安いこともあり、信頼できる予想が載っていないのでは?と思われがちですよね。
しかし、夕刊フジは予想力が高い記者ばかり!
競馬歴が長いファンでも納得していただける予想が勢ぞろいしています。
競馬初心者の方でも利用しやすい新聞ですから、どうぞご利用ください。