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リーチザクラウン産駒の特徴と成績、ベスト条件とは?(距離、コース、血統の相性)

リーチザクラウン

 

今回はリーチザクラウン産駒の特徴や成績、最も得意としている条件などについてまとめました。

 

リーチザクラウンは2008~2013年に活躍した競走馬です。

 

種牡馬としては珍しいG1未勝利馬なのですが、血統的な潜在能力の高さと切れ味鋭い現役時代の走りを買われて種牡馬になったと言われています。

 

G1未勝利とはいえ、2008年世代の牡馬クラシック路線の主役を張った1頭で、きさらぎ賞(G3)を勝利しています。

 

皐月賞では2番人気に支持されるも、13着と大敗してしまいますが、続く日本ダービーでは5番人気と支持を落としながらも不良馬場を力強く駆け抜け、2着と好走します。

秋の菊花賞は5着に敗れますが、古馬になるとマイル重賞のマイラーズカップ(G2)を勝利。

 

その後はマイル前後を中心に重賞戦線で活躍し、2013年の2月を最後に現役を引退しました。

父はダービー馬のスペシャルウィークという血統で、G1未勝利ながら潜在能力を見込まれて種牡馬になりました。

 

 

リーチザクラウンの代表産駒一覧

リーチザクラウン

リーチザクラウン産駒は初年度産駒が今年(2016年)デビューしたばかりです。

 

そのため、まだまだ産駒の数も少なく重賞の勝利はありませんが、既に5頭の勝ち上がりを輩出し、今後デビューする産駒も期待が膨らむ新種牡馬の一頭です。

 

以下はリーチザクラウン産駒の中で勝ち上がった現2歳馬たちです。

・エスケークラウン

・キョウヘイ

・ニシノアップルパイ

・ニシノオウカン

・セイウングロリアス

 

 

産駒の特徴

2009_1129_150221-R0019216

まだ今年デビューしたばかりではっきりとした傾向は出ていませんが、現在までの傾向では短距離から1800mくらいまでを中心に好走している傾向があります。

 

また、リーチザクラウン自身は3歳クラシック路線を歩んだので、芝2400mの日本ダービーや芝3000mの菊花賞といった中長距離でも好走はしていますが、当時は他の馬にとってもほとんど未経験の距離。

そういったレースの場合、どの馬もスタミナを温存しようとする傾向があってスローペースになることが多く、多少距離が長いと思われる馬でも好走できる場合もあります。

 

種牡馬として産駒の特徴を占ううえで大事な要素になるのは、実際に勝利を収めたレースと古馬になってからの距離適性だと考えられます。

 

古馬になってから勝利したマイルのマイラーズカップをはじめ全4勝はいずれも芝1600~1800mのため、産駒もこのくらいの距離が適正なのではないかと考えられます。

 

また、芝1400mでも好走歴があるため、全体としては芝1200~2000mくらいが産駒が活躍できる許容範囲の距離になるのではないかと考えられます。

 

 

産駒の成績

リーチザクラウン 返し馬

2016年11月時点で産駒は全5勝を挙げており、2着1回、3着5回という成績を残しています。

 

トータルの出走回数自体がまだ50回程度しかないため、勝率10%は決して悪くなく、むしろ今後に期待できる成績を残していると言えます。

 

現時点で最も成績を残しているエスケークラウンは新馬戦こそ2着に敗れたものの、続く未勝利戦で勝ち上がりました。

 

いずれも芝1200mという短距離での好走です。

 

また、阪神芝1800mの野路菊ステークス(OP)で4着、京都芝2000mの黄菊賞(500万下)で3着と既に5戦をこなしており、比較的成長が早いような傾向にあるかもしれません。

 

もう1頭、キョウヘイも同じくデビュー2戦目の未勝利戦で勝ち上がりましたが、この馬は小倉芝1200mで勝利を収め、続く小倉2歳ステークス(G3)では4着と好走しており、現時点では短距離路線を歩んでいます。

 

他ではニシノアップルパイが新馬勝ちを収めており、この馬は東京芝1800mで逃げ切り勝ちを収めるというタフな競馬をこなしました。

 

 

産駒のベスト条件

リーチザクラウン 返し馬2

それでは、リーチザクラウン産駒のここまでの好走(あるいは苦手な)条件を見ていきましょう。

 

得意な距離:芝1200m

2歳馬のレースは比較的短距離レースが多く組まれている傾向にあるので、ある程度このような傾向が出ることは仕方ないかもしれませんが、それでも全体の5勝のうち3勝を芝1200mで収めています。

 

勝率にして33.3%、連対率と複勝率が44.4%となっており、現時点では他の距離に比べて圧倒的に良い成績を収めています。

 

リーチザクラウン自身はスプリンターというわけではありませんでしたが、産駒は短距離での活躍も期待でき、距離の幅は今後も広がっていきそうな期待が持てます。

 

 

苦手な距離:芝3000m以上

実際には出走馬自体がいないので「苦手」と決定づけることはできませんが、現時点では芝2000mが3回出走して3着が1回のみ。勝率、連対率が0%です。

 

2200m以上の出走はまだないので数字的な根拠はありませんが、リーチザクラウン自身が芝1400~1800mくらいを得意距離としていた実績があるので、そういった意味で極端な長距離(芝3000m以上)は苦手とする傾向が出てくるかもしれません。

 

一方で、3歳時には菊花賞で好走していることもあり、繁殖牝馬の血筋が長距離向きな場合は長距離でも一発も考えられます。

穴馬を狙っている人には面白くなるそうな血統背景なので、今後の産駒の走りに注目しましょう。

 

 

得意なコース:現時点ではバランス良し 

コースに関してもまだはっきりとした傾向はありませんが、現時点で産駒は函館、福島、新潟、東京で勝利を収めています。

 

函館競馬場は洋芝と言われ、比較的パワーが必要な馬場。

逆に新潟競馬場はスピードと瞬発力が求められるコース。

東京競馬場はある程度パワーが必要で、なおかつ左回り

そして福島競馬場は小回りの平坦コース

 

それぞれ特徴の違うコースで勝利を収めているので、比較的バランスよく走れるタイプと予想されます。

 

また、リーチザクラウン自身は阪神と京都で好走していたので、その辺りでも今後好走する産駒が出てくることでしょう。

 

 

苦手なコース:中山の芝とダート全般

こちらもまだはっきりとは言えませんが、中山競馬場の芝コースは4回出走して、まだ3着以内が一度もありません。

 

リーチザクラウン自身も中山では4回走って中山記念(G2)で3着が一度あるものの、あとの3回は2ケタ着順に敗れているため、やや苦戦傾向が出てくるかもしれません。

どちらかと言うと京都、新潟といった軽い馬場でスピードや瞬発力を発揮することで好走できるコースの方が良さそうです。

 

また、ダートに関しては現時点で3着が1回あるのみ。自身は意外にも一度だけダートの重賞フェブラリーステークス(G1)に挑戦していますが、10着に敗れています。

 

リーチザクラウンの母系の血統も比較的芝で活躍する傾向にあるため、ダート路線では苦戦する可能性がありそうです。

 

とはいえ、血統だけでは必ずしも決定づけることはできないため、母系でダートが得意で、なおかつ短距離向きの血統が入った産駒であればダートの短距離などで活躍し、そうなった場合には穴馬として一発があるかもしれませんね。

 

 

相性の良い血統

これまで書いてきたように、リーチザクラウン自身はマイル前後の距離を得意とする傾向にあります。

 

また、父のスペシャルウィークはサンデーサイレンスの血統が入っているため、繁殖牝馬としては「非サンデー系」となり、スピード力や瞬発力がありそうな血統が入っていると期待が持てそうです。

 

 

まとめ

リーチザクラウン

リーチザクラウン産駒についての傾向をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

 

まだまだ産駒の数は少なく、はっきりとした傾向が出ていない種牡馬ですが、自身の成績や血統背景から得意にしそうなコースや距離を読み取ることはできそうです。

 

そのため、まだ実績がはっきり出ていない今だからこそ、本来の能力よりも人気を落としたりして馬券的には面白い時期かもしれませんね。

 

※本記事に掲載している成績は2016年11月時点のものです。

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