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【2016・牝馬編】2歳馬ランキングトップ10

牝馬

 

2016年もあとわずかとなりましたが、秋競馬も本格化してG1レースが続き、競馬ファンにとって嬉しい季節がやってきましたね。

 

ここで少し気が早いかもしれませんが、もう来年のクラシック路線が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そこで、今回は現時点での牝馬の2歳馬ランキングTOP10をまとめてみました。

 

1位 ミスエルテ

厩舎:(西) 池江寿

父:Frankel

母:ミスエーニョ

主な成績:メイクデビュー京都1着、ファンタジーS(G3)1着

 

これまでのレース内容

世界的に注目を集めているFrankel産駒で、母もGIウイナーという良血馬。

 

デビュー戦では単勝1.3倍という断然人気に支持されました。レースでは前向きな気性ゆえに道中は折り合いに専念。直線に向くと、その抜群のスピードが爆発し、ほとんど持ったままで後続を2馬身突き放し、評判通りのデビュー勝ちを収めました。

 

続く重賞ファンタジーSでも1.4倍と断然人気に。道中は後方待機で先行勢を見ながらレースを進めます。

 

直線では上がり3ハロン33.6秒というメンバー最速タイの末脚で差し切り、デビュー2連勝で重賞ウイナーとなりました。

 

将来性

母は2歳時にアメリカで走り4戦2勝、G1を1勝しています。

 

血統的にはマイル前後が良さそうで、成長力と瞬発力からクラシック第一段の桜花賞で本命候補です。もちろん、その後のオークスも出走全馬が初めての距離。堂々抜け出しての2冠まで期待したいです。

 

 

2位 ジューヌエコール

厩舎:(西) 安田

父:クロフネ

母:ルミナスポイント

主な成績:メイクデビュー中京1着、ききょうS(OP)1着、デイリー杯2歳S(G2)1着

 

これまでのレース内容

7月の中京芝1400mがデビュー戦。スタートから好位につけ、直線で抜け出し1 3/4馬身差でデビュー勝ちを収めました。

 

続くOPのききょうSでは馬体重が+12と大幅に増えていましたが、成長を感じさせるパワフルな馬体に。レースはデビュー戦と変わって後方待機策に出ました。直線追い出させると鋭い末脚を発揮し、メンバー最速の上りとなる34秒を繰り出してデビュー2連勝。

 

3戦目のデイリー杯2歳S(G2)ではサトノダイヤモンドの妹やミッキーアイルの弟といった良血馬が顔を合わせました。レースは好位の3番手で折り合え位に専念。人気勢が後方でもたつく間に抜け出しをはかり、2着の逃げ粘るボンセルヴィーソをクビ差捉えたところがゴール。

 

見事にデビューから無傷の3連勝で重賞ウイナーとなりました。

 

将来性

父クロフネ×母父アグネスタキオンという、いかにもマイルが合いそうな血統。

 

母ルミナスポイントも短距離で活躍しており、本馬にもマイル前後での活躍が期待されます。来春の桜花賞からNHKマイルカップという路線をたどればチャンスは十分。

 

 

3位 リスグラシュー

厩舎:(西) 矢作

父:ハーツクライ

母:リリサイド

主な成績:2歳未勝利1着、アルテミスS(G3)1着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は1番人気に推されるも2着に敗れ、阪神の未勝利戦を迎えました。レースは平均ペースをインの先団で折り合っての追走。楽な手応えで最後の直線に入ると、持ったままで加速。残り300mで早くも先頭に立つと、その後は突き放す一方。2着に4馬身を離しての快勝。レコード勝ちとなりました。

 

続くアルテミスS(G3)では良血のフローレスマジックを押さえて1番人気に。中団からレースを進め、直線に入ると東京の長い直線を力強く快走。人気を分け合ったフローレスマジックを半馬身抑え、2連勝で重賞ウイナーとなりました。

 

将来性

初戦こそ惜敗の2着だったが勝ちに等しい内容。そこから大幅に良化して2連勝を飾りました。アルテミスSのメンバーも決して楽な相手ではなかっただけに、今後のクラシック主要路線での活躍が期待されます。

 

 

4位 フローレスマジック

厩舎:(東) 木村

父:ディープインパクト

母:マジックストーム

主な成績:2歳未勝利1着、アルテミスS(G3)2着

 

これまでのレース内容

全姉にラキシス、全兄にサトノアラジンがいる注目の良血馬。

 

デビュー戦は単勝1.5倍の断然人気に支持されますが、逃げた伏兵のシャイニードライヴをハナ差捉えきれず2着に敗れました。必勝を誓った未勝利戦では2番手と好位で競馬を進めます。直線で追い出させると差を広げる一方で、終わってみれば4馬身差の圧勝。ここでは力の違いを見せつけました。

 

続くアルテミスSでは本来の後方待機策でレースを進めました。人気のリスグラシューが抜け出すところを捉えに行ったものの、半馬身及ばず2着。それでも3着には3馬身半差をつけており、能力は発揮しました。

 

将来性

前述の通り、兄弟は重賞で活躍する良血馬。アルテミスSでは敗れたものの、同世代での能力はトップクラス。順調にいけばクラシックの有力候補にことでしょう。

 

 

5位 コロナシオン

厩舎:(西) 池添学

父:キングカメハメハ

母:ブエナビスタ

主な成績:メイクデビュー京都1着

 

これまでのレース内容

母ブエナビスタは競馬ファンの間でもお馴染みの名牝ですね。

 

その初仔として注目されたコロナシオンのデビュー戦。スタートから急がせることなく道中は後方に待機。新馬戦らしいスローな流れになりましたが、2着のサトノシャークを見る形で進み、直線半ばで仕掛けられると、あっという間に突き抜けて快勝。名牝ブエナビスタの子供らしい強さを見せつけました。上がり3ハロン33.8秒の末脚で牡馬を相手に完勝を収めました。

 

将来性

母は年度代表馬にも輝いた、名牝中の名牝。2歳女王に輝いた祖母ビワハイジを筆頭に、早い時期から活躍する血統。牝馬の方が大舞台で勝ち切れる傾向もあるため、本馬もその傾向に期待したいです。父キングカメハメハ×母父スペシャルウィークという血統はG1馬リオンディーズとも重なり、マイルの方が合う傾向です。とはいえ、母もオークスを制しているように、クラシック路線での主役にふさわしい血統でしょう。

 

 

6位 ソウルスターリング

厩舎:(東) 藤沢和

父:Frankel

母:スタセリタ

主な成績:メイクデビュー札幌1着、アイビーS(G3)2着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は7月の札幌芝1800m。血統的な背景から断然人気に支持されて臨みました。前半1000m通過は64秒5という新馬戦らしいスローペース。中団よりやや後ろの位置取りから4コーナーで徐々に進出。最後の直線は力強く伸び、先に抜けたアドマイヤマンバイを際どく差し切りました。辛勝でしたが、3着馬には5馬身の差をつけており、素質の高さを見せつけました。

 

続くOPのアイビーSではペルシアンナイトと人気を分け合う形になりましたが、終わってみれば1 3/4馬身差と危なげない勝利。順調にデビュー2連勝を飾りました。

 

将来性

父は今年注目の種牡馬、フランケル

 

同馬は無敗のまま欧州のG1を10勝した伝説のマイラーです。母も09年仏オークス・ヴェルメイユ賞など、G1を6勝している注目の超良血馬。父はGalileoの直仔で、サドラーズウェルズの系統。

 

この血統は日本の馬場に不向きと言われていますが、それでも新馬戦に続いてOPも勝ち切った点は好材料。距離が伸びて良い血統なだけに、クラシックでの活躍が期待されます。

 

 

7位 ディーパワンサ

厩舎:(西) 松下

父ディープブリランテ

母ポロンナルワ

主な成績:メイクデビュー中京1着、中京2歳S(OP)1着、デイリー杯2歳S(G2)4着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は好位を取りに行き、かたまった先団馬群の中で折り合いをつけました。平均ペースで最後の直線を向かえると、横一線の叩き合い。外の馬と接触しましたが、力強く馬群を割って伸び、1馬身1/4差でデビュー勝ちを飾りました。

 

続く中京2歳S(OP)でも中団で折り合いをつけると、上がり3ハロン34.2秒の末脚で勝利。デビューから2連勝となりました。

 

デイリー杯2歳S(G2)では中団待機からメンバー最速タイの33.6秒という末脚を発揮するも、先に抜け出した馬たちを捉えきれず4着となりました。

 

将来性

今年デビューの新種牡馬ディープブリランテの初勝利を飾った本馬。

 

母は未出走ですが、祖母がシンハリーズで、今年のオークス馬シンハライトの姉にあたります。父は言わずと知れたダービー馬で、血統から考えると中距離くらいまでは対応できそう。折り合って鋭い末脚を発揮できればクラシック戦線でも十分活躍できるでしょう。

 

 

8位 アエロリット

厩舎:(東) 菊沢

父クロフネ

母アステリックス

主な成績:メイクデビュー東京1着、サフラン賞(500万下)2着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は好スタートを決めて2番手からの追走。前半600m通過が36秒6のスローペースという展開も、ラスト3ハロンは33秒5の末脚を繰り出してデビュー勝ち。

 

続くサフラン賞(500万下)は1番人気に支持されるもハナ差及ばず2着に敗れました。

 

将来性

近親にミッキーアイルらがいる血統。

 

もともと瞬発力を持ち味とする血統ではありませんが、デビュー戦での決め手は一級品。2戦目は敗れたがほとんど差はなく、今後の成長次第で重賞ウイナーの仲間入りも期待できるでしょう。

 

 

9位 ハウメア

厩舎:(東) 藤沢和

父:キングカメハメハ

母:ダイヤモンドディーバ

主な成績:2歳未勝利1着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は単勝1.7倍の1番人気に支持されるも7着と大敗。

 

未勝利戦に臨みました。レースは淀みない流れとなり、勝負どころから外を回ってスパート。やや膨れ気味に最後の直線に入りましたが、軽やかな伸び脚で差し切りました。

 

将来性

半兄ジュエルプラネットはセレクトセールで高額取引されましたが、芝では未勝利に終わりました。

 

母はキャッシュコールマイルSなど、アメリカの重賞を勝っており、血統的には素質が高いです。本馬がその素質を開花できるか、今後に期待したいです。

 

 

10位 キャスパリーグ

厩舎:(西) 浅見

父ディープインパクト

母レジェンドキャット

主な成績:メイクデビュー阪神1着、もみじS(OP)2着

 

これまでのレース内容

デビュー戦は平均ペースを折り合い重視でレースを運びました。最後の直線に入ると鋭い伸びを見せ、先行する馬たちをきっちり差し切り、デビュー戦を勝利で飾りました。

 

続く新潟2歳S(G3)では5着に敗れるも、もみじS(OP)では2着に入り、オープンクラスでも走れることを示しました。

 

将来性

近親には今年の京成杯2着のケルフロイデがいる血統。父ディープインパクト×母父ストームキャットの組み合わせは、キズナやエイシンヒカリ、リアルスティールなど活躍馬が多く、潜在能力は高いでしょう。

 

 

まとめ

あなたが注目している2歳馬はいましたでしょうか?

 

今後も続々と有力馬がデビューしてくることでしょうが、この中から来年の桜花賞やオークスを制覇する馬が出ることを期待しています。

 

2016年2歳馬ランキング牡馬編もご覧ください。

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