2016年におけるマイナー種牡馬を紹介します。
走るツボを押さえておくと人気にならない産駒ばかりで、美味しい馬券にありつけることもあります。
2016年マイナー種牡馬一覧と特徴
ミスキャスト
サンデーサイレンス×トニービン
代表産駒:ビートブラック
メイショウサムソン
オペラハウス×ダンシングブレーヴ
代表産駒:デンコウアンジュ、サムソンズプライド
パイロ
Pulpit×Wild Again
代表産駒:ビービーバーレル
ショウナンカンプ
サクラバクシンオー×ラッキーソブリン
代表産駒:ショウナンアチーヴ
ロサード
サンデーサイレンス×Lyphard
代表産駒:クラウンロゼ
ゴールドヘイロー
サンデーサイレンス×Seeking the Gold
代表産駒:トウケイヘイロー
サウスヴィグラス
エンドスウィープ×Star de Naskra
代表産駒:ナムラタイタン、ラブミーチャン、コーリンベリー
バゴ
Nashwan×Nureyev
代表産駒:ビッグウイーク、オウケンサクラ、クリスマス
カリズマティック
Summer Squall×Drone
代表産駒:ワンダーアキュート
代表産駒と主な産駒成績
ミスキャスト
ビートブラックは天皇賞春を14番人気で勝利。
菊花賞は13番人気3着と強烈な穴馬でした。
サンデーサイレンス×トニービンの種牡馬にはほかにハーツクライがいますが、やはり同様に長距離適性が高いです。
重賞勝ちはビートブラックの1頭です。
メイショウサムソン
重厚なサドラー系で、ダービーや天皇賞春など、現役時代は長距離GIレースが得意でした。
同父のテイエムオペラオーと異なるのは、天皇賞秋を1分58秒4という高速時計で勝利したこともあり、重厚なサドラー系の割に、スピードを持っていることです。
産駒にもそれが遺伝しているのか、代表産駒のデンコウアンジュは、東京のマイル重賞を勝利し、サムソンズプライドも速い上りが必要な東京の中長距離巧者です。
重賞勝ちはデンコウアンジュのみ、1頭です。
パイロ
父Pulpitで、A.P.Indy系のバリバリのアメリカンダート馬です。
産駒もダート戦に良績が集中しています。
特にダートの短距離が得意で、馬券になります。
重賞勝ちはビービーバーレルのフェアリーSのみ。
使われていないだけで、意外に芝も走れるかもしれません。
ショウナンカンプ
父サクラバクシンオーで、自身もスプリンターでした。
種牡馬入り後、NZT勝ちのショウナンアチーヴを輩出し、産駒は短距離を中心としながらも、マイルくらいまでは走れる産駒が多いです。
仕上がりも早く新馬から走れます。
重賞勝ちはショウナンアチーヴ1頭のみです。
ロサード
自身は1800~2000のGIII重賞で活躍した馬でした。
特に1800mでの斬れは素晴らしく、よく馬券になっていました。
少ない産駒の中から、フェアリーS勝ちのクラウンロゼを輩出しました。
サンデー系のマイナー種牡馬はディープインパクトのいない重賞でこそ狙いです。
重賞勝ちはクラウンロゼの1頭のみです。
ゴールドヘイロー
自身は大井競馬場で走って、やや平凡な成績でしたが、血統が良かったのか種牡馬入りし、産駒は芝もよく走っています。
代表産駒のトウケイヘイローは、スピードがあり重賞でも活躍しました。
重賞勝ちはトウケイヘイロー1頭のみです。
サウスヴィグラス
自身は地方中央とわず、ダートの1000~1400で抜群の安定感を誇った馬です。
産駒も同様の傾向がでており、ダートの短距離が非常に得意です。
地方競馬でもかなり良績を挙げています。
代表産駒はナムラタイタン、コーリンベリー、ラブミーチャンで、マイルまでを守備範囲としており、上級馬は距離をこなす傾向があるようです。
重賞勝ちは4頭です。
バゴ
自身は凱旋門賞勝ち。
代表産駒は菊花賞馬のバゴ、フラワーカップ勝ちのオウケンサクラ、函館2歳S勝ちのクリスマス、ファルコンS勝ちのタガノアザガルと得意距離は多種多様です。
父Nashwanは、Blushing Groomの系統で、意外性の塊のような系統です。
重賞勝ち馬は4頭です。
カリズマティック
父Summer Squallは、Storm Bird系で、Storm Catと同じ父系にあたります。
故にダート巧者が多いのが特徴です。
ワンダーアキュートも、ダート重賞を席巻しました。
重賞勝ちはワンダーアキュート1頭ですが、障害レースもいれると2頭の重賞ホースを出しています。
まとめ
マイナー種牡馬は人気がないことが多いので、来るときは人気がないことが多いです。
走る条件を見極めて買うと、馬券的に美味しいので無視できない存在だと思います。