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競馬法ってなに?要点と過去の改正を分かりやすく解説

 

競馬法(けいばほう)昭和23年7月13日に制定された法律です。

 

この法律に基づいて日本の競馬開催は行われています。

 

競馬法の要点と過去の改正

競馬法の中では日本における競馬の開催,競馬場,開催回数,入場料,勝馬投票券,勝馬投票法,払戻金等など、競馬に関する事項を定めていてJRAや地方競馬を開催している地方自治体はこの法律を遵守して競馬の開催を行っています。

 

競馬法の最近の改正は平成27年9月11日で、2016年4月1日に施行されました。

 

競馬法に関連する法律として、日本中央競馬会法,競馬法施行令,競馬法施行規則,地方競馬法があります。

 

 

主催者

競馬法では主催者を日本中央競馬会(JRA)と都道府県(地方競馬)と定めていて、他のものが開催することを禁じています。

 

また勝馬投票券(馬券)を販売できるものも日本中央競馬会,都道府県又は指定市町村と定めていて、それ以外の者は勝馬投票券を販売することが出来ないと定めています。

 

しかし2005年に民間業者への委託販売が認められるようになり、2007年からは地方競馬全国協会も発売業務を行えることになりました。

 

委託販売の許可を得ずに勝馬投票券を販売する、いわゆるノミ行為は賭博の罪に問われます。

 

 

競馬場

競馬場については中央競馬の競馬場の数は、全国で12箇所以内、地方競馬の競馬場の数は、北海道は6ヶ所以内、都府県にあっては2ヶ所以内(兵庫県の姫路と園田、岩手県の水沢と盛岡など)と定められています。

 

現在の中央競馬の競馬場数は10ヶ所(東京・中山・京都・阪神・中京・小倉・新潟・福島・札幌・函館)です。

 

 

勝馬投票券と払い戻し

勝馬投票券に関しては、勝馬投票券は10円単位で発売し、10枚(100円単位)以上を1枚として発売すること、勝馬投票券の形式は、「単勝式」「複勝式」「連勝単式」「連勝複式」「重勝式」とすることが定められています。

 

日本では長い間重勝式は発売されていませんでしたが、2010年にばんえい競馬で五重勝式が発売され、2011年からは中央競馬でも五重勝式(WIN5)が発売されました。

払戻率については70%以上、農林水産大臣が定める率以下の範囲内で主催者が設定することが定められています。

 

 

年齢制限

年齢制限に関しては未成年者は勝馬投票券の購入および譲り受けができない決まりで、2004年までは成年であっても学生・生徒に該当する者が勝馬投票券の購入・譲り受けをしてはいけない規定でしたが、2005年1月の改正により成年なら誰でも勝馬投票券を購入できるように改められました。

 

 

競馬ファンが知っておくべき法律

ざっくりと競馬法について書きましたが、私たち競馬ファンに直接関係のある法律は、ノミ行為の禁止と年齢制限でしょう。

 

ノミ行為はいわゆる私設馬券のことで、販売する胴元(主催者)もそれを購入した者、双方が処罰されます。

 

この私設馬券販売者は暴力団関係者との繋がりが大きいため、このノミ行為の利益が暴力団の資金源になっている可能性があります。

 

絶対にノミ行為と関わることは止めましょう。

 

また未成年者が馬券を購入しても罪に問われます。

 

同様に未成年者に頼まれて馬券を代理購入して、その馬券を未成年に渡しても罪に問われます。

 

競馬に限らず公営ギャンブルは必ず20歳を超えてからやりましょう。

 

競馬法で定められているルールに従って公正に行われている競馬です。

 

皆さんもちゃんとルールを守って楽しく競馬ライフを楽しみましょう。

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