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ファルブラヴ産駒の一覧、特徴、成績

ファルブラヴ

ファルブラヴ

出典:http://www.jbis.or.jp

 

ジャパンカップといえば日本を代表するレース、同じく日本の頂点に位置する日本ダービーとともに、東京競馬場の芝2400m戦で行われることは知られるとおりです。

 

しかし実は、中山外回りの芝2200mのJCを優勝した馬も過去にいました。

 

イメージは地味でもなぜかこの特殊な状況でのJCのことはよく覚えている人も少なくないはず。

 

そのレースを制したのが、父にあのサドラーズウェルズの全弟フェアリーキングを持つ、アイルランド産馬のファルブラヴでした。

 

このときには2着にもアメリカのサラファンが入り、今ではちょっと考えられない外国馬によるワンツーとなったJCでした。

 

ファルブラヴというと、JCのほかにもインターナショナルS、マイルのQEⅡS、そして香港Cと、海外の名だたるレースを優勝し、欧州馬(英、仏、伊など)としてはかなり豊富なキャリアを積んだ名馬でしたが、そうした素晴らしいキャリアよりも、「1着と凡走を繰り返す気まぐれなイメージ」のほうが現地では強く残ったという少々気の毒な面もあったようです。

 

 

代表産駒の一覧を紹介

さて、ファルブラヴの産駒というと、やはり牝馬というイメージが強いですよね。

 

スプリントのカテゴリでは名牝といっても過言ではないワンカラット(母の父ピストレットブルー)、こちらも速かったエーシンヴァーゴウ(母の父サンダーガルチ)、そしてこちらはクラシックも賑わしたアイムユアーズ(母の父エルコンドルパサー)、マイル重賞を勝った名血ダンスファンタジア(母ダンスインザムード、その父サンデーサイレンス)など、いずれも牝馬の活躍が目立っていました。

 

しかし意外にも、中央の重賞を初めて制したのが、こちらは騙馬のトランスワープ(母の父リアルシャダイ)でした。

 

もっと意外なのは、ファルブラヴ産駒は厳密な意味で、牡馬の重賞勝ち馬がいないということでしょう。

 

そしてもっともっと意外(というとファルブラヴに失礼?)なのは、母の父としてあのハープスター(父ディープインパクト)を送ったことでしょうか。

 

 

産駒の特徴

ひとことで言ってしまうと、走りが硬い産駒が多いです。

 

それだけに、短い距離でスピードを生かすタイプが多い、というか、それ以外に活路を見いだせない産駒が多かった印象です。

 

やはり距離が長いと厳しいですし、かといって、突っ張るような走りではパワーのある馬場も厳しいというジレンマを抱えた産駒が多い印象です。

 

それゆえ、軽快なスピードで押し切るスプリント戦か、3歳牝馬同士のレースでの活躍がどうしても目立ってしまい、成長力に?がついてしまいます。

 

母方の血の影響が良いほうに出れば、今後大物が出るかもしれませんが・・・

 

 

産駒の成績

2014年に種牡馬を引退したファルブラヴですが、現在までちょうど10世代をターフに送ってきました。

 

通算で103頭が220勝を挙げる成績を残しました。

 

2016年リーディングサイアー争いでは、10月20日現在で57位(11頭が11勝)と、血統を考えるとやや低迷しているといわざるを得ないでしょう。

 

 

デビューが期待される注目産駒

現2歳世代からは勝ち馬が出ておらず、仕上がりが早いファルブラヴ産駒にしては低調です。

 

ただ、これからデビューを迎える牡馬に、1頭かなりの良血馬がいるので期待したいところ。

 

その牡馬は、ゼアブラヴ(母の父トニービン)という馬です。

 

この馬はあのダイナカールの一族の出身ということで、もしかしたら・・・の期待がかかります。

 

 

まとめ

正直なところ、ファルブラヴの種牡馬成績に関しては、あまり多くのコメントが聞かれないまま種牡馬引退を迎えてしまったな、という印象です。

 

とはいえ、産駒はまだまだたくさん走っているので、競馬の世界ですから、今後大確変が起こるかもしれません。期待しましょう。

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